秋はアッパーキャニオンかロウアーキャニオンどっちが良いんだろう?
それぞれの違いが知りたい。
天気はどれくらい寒いのかな?服装や持ち物が気になる。
こんな悩みにお答えします。
こんにちは。アメリカ駐在妻ブロガーのぴ子です。
11月末のサンクスギビングホリデーに、ラスベガス・グランドキャニオン・セドナへ旅行に行ってきました。
アンテロープキャニオンはアッパーキャニオンとロウアーキャニオン2カ所でツアーが実施されています。
秋はどちらがおすすめかというと・・・
\ロウアー・アンテロープキャニオン/
その理由は以下の通り。
- 秋はアッパーキャニオンで光のビームが見られない
- ロウアーキャニオンの方が冒険気分を楽しめる
- ロウアーキャニオンの方が現地ツアーが安い
それぞれの理由についてと、天気・服装・持ち物について解説していきます。
アンテロープキャニオンについて
でき方
アンテロープキャニオンは、水と風の力によってできた大自然の賜物。
ナバホ砂岩の割れ目に鉄砲水が流れ込み浸食され、幅の狭い渓谷ができあがりました。
鉄砲水とは谷の上流で発生したゲリラ豪雨が、谷の下流部に一気に流れ込む現象のこと。
水と一緒に石や岩などが流れ込んでくるため、とても危険なものです。
通常は雨が降らない乾燥地域ですが、7月から9月のモンスーン期間はゲリラ豪雨が発生し、今でも鉄砲水が流れ込むことがあります。
また、アンテロープキャニオンの岩肌がつるつる綺麗なのは、風化作用によって舞い上がった砂が岩肌を削っているから。
場所
アンテロープキャニオンはアメリカ・アリゾナ州のペイジ近郊にあります。
有名観光地ホースシューベントから車で10分ほどの距離にあるので、あわせて観光する人が多いです。
また、ラスベガスのマッカラン国際空港からは車で約450km、4時間30分ほどで到着します。
ぴ子夫婦は前日ラスベガスに宿泊していたので、レンタカーでドライブして行きました。
秋にロウアー・アンテロープキャニオンをおすすめする3つの理由
アンテロープキャニオンは、アッパーキャニオンとロウアーキャニオンの2種類を観光することができます。
どちらを申し込むべきか悩みますよね。ぴ子夫婦もそうでした。
悩んだ結果、ロウアーキャニオンのツアーを申し込みましたが大満足でした。
なお、アンテロープキャニオンはナバホ族のガイドさんと一緒でないと中に入ることができません。
ツアーは人気のため、事前予約必須です。
人気の時間帯だと3カ月前でも予約が埋まっていることがあります。
1.秋はアッパー・アンテロープキャニオンで光のビームが見られない
アンテロープキャニオンといえば、この光景が有名です。
アッパーのツアーはこの光のビームを見ることができるため、ロウアーのツアーよりとても人気です。
この幻想的な光のビームは、太陽が真上から渓谷に光を降りそそぐことで現れます。
つまり、太陽が真上にあがらない季節は見ることができないんです。
光のビームを見ることができる季節・時間
季節 | 時間 |
5月から9月がベストシーズン | 11:00~13:00頃 |
9月ならギリギリ見ることができますが、10月や11月の秋にはもう見ることができません。
また、曇りの場合も見られないので晴れる「運」も必要。
ぴ子の夫はサンクスギビングやクリスマスしか長期休暇を取ることができないので、11月末に旅行しました。
光のビームを見ることができる時期ならアッパー・アンテロープキャニオンに行っていたかもしれません。
光のビームが見られないなら、アッパー・ロウアーどちらにしよう・・・
悩んだ結果以下2つの理由でロウアーを選びました。
2.ロウアー・アンテロープキャニオンの方が冒険気分を楽しめる
ロウアーは高低差がすごい
ロウアー・アンテロープキャニオンの冒険は、約20mほどの階段を真下に降りるところから始まります。
階段というより、ハシゴと言った方が良いかも・・・
そこから渓谷の中をどんどん一方通行で進んでいきます。
一部狭いところもありますが、デブなわたしでも通れたから大丈夫!笑
神秘的な岩肌が美しい・・・
途中、ナバホ族のガイドさんに写真をたくさん撮ってもらい、約1時間でツアーは終了。
降りた分だけ階段(というかハシゴ)をのぼって冒険のおしまいです。
アッパーは混雑がすごい
アッパー・アンテロープキャニオンはロウアーのように高低差はありません。
長細い洞窟を進んで奥までたどりついたら、来た道を折りかえします。
狭い道を行きかう人で大混雑。
アッパーの方が人気だから仕方ないですね。
混雑具合はちかさんのYoutubeがわかりやすいです↓↓
3.ロウアー・アンテロープキャニオンの方が現地ツアーが安い
会社名・ツアー時間 | アッパー | ロウアー |
Antelope Canyon Tours (90~100分) | 大人:$100 ($120の時間も) | × |
Tsebighanilini Tours (90分) | 大人:$102 ($120の時間帯あり) | × |
Adventurous Antelope Canyon Tours (80分) | 大人:$102 ($112の時間帯あり) | × |
Antelope Slot Canyon Tours (90分) | 大人:$102 ($120の時間帯あり) | × |
Dixie’s Tours (60分) | × | 大人:$50 子ども:$30 |
Ken’s Tours (60分) | × | 大人:$50 子ども:$30 |
アッパー・アンテロープキャニオンは4つ、ロウアー・アンテロープキャニオンは2つの会社がツアーを実施しています。
上の表からわかるように、ロウアーはアッパーの約半額でツアーに参加することができます。
ロウアー・アンテロープキャニオンをおすすめできない人
「秋にはロウアーキャニオンがおすすめ」とお伝えしてきましたが、こんな人には正直おすすめできないです。
高所恐怖症
さきほど紹介したように、ロウアーは必ず20mほどの階段を真下に降りないと進むことができません。
ぴ子は高所恐怖症なので、これが結構怖かった・・・
階段の一段一段は高くないので、慎重に一歩ずつ降りていきました。
なんとか降りることができましたが、極度の高所恐怖症の人には厳しいと思います。
赤ちゃんや小さな子ども連れ
さきほどと同じ理由です。
赤ちゃんや小さな子ども連れは参加可能ですが、なかなか大変そうだなあと感じました。
参加者の中には、抱っこ紐で赤ちゃんを抱っこして参加しているママはいました。
\パワフルで素敵/
自分で歩けても、自力でハシゴのような階段を上り下りできない小さなお子さん連れにはおすすめできないです。
天気
年間平均最高気温・最低気温
アンテロープキャニオンのある、アリゾナ州ペイジの年間平均最高気温・最低気温は以下の通り。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
最高気温 | 8℃ | 12℃ | 17℃ | 22℃ | 28℃ | 34℃ | 36℃ | 34℃ | 29℃ | 22℃ | 13℃ | 8℃ |
平均気温 | 3℃ | 6℃ | 11℃ | 15℃ | 21℃ | 27℃ | 29℃ | 27℃ | 23℃ | 16℃ | 8℃ | 3℃ |
最低気温 | -1℃ | 2℃ | 6℃ | 10℃ | 15℃ | 20℃ | 23℃ | 22℃ | 17℃ | 10℃ | 4℃ | 0℃ |
夏は焦げ付くように熱く、冬は寒い砂漠の天気。冬は氷点下になることもあります。
この地域は基本的には乾燥地域で晴れることが多いですが、モンスーンの7月から9月は雨期です。
大雨やゲリラ豪雨による鉄砲水が発生する可能性があります。
雨の場合ツアーは中止されるため、この季節の観光は避けたいところです。
秋の天気
9月はまだまだ暑いですが、10月には暑さはひと段落。11月からは寒くなります。
基本的に乾燥地帯なので雨が降ることは少なく(月2・3日ほど)、9月や10月は観光しやすい時期です。
寒くなるとはいえ、11月も日によっては温かいため秋は天気的にも観光しやすいシーズンといえます。
ツアーに参加した当日(2022年11月末)の天気
実際わたしたちがアンテロープキャニオンに行った11月末は、最高気温11℃、最低気温-1℃でした。
ツアーに参加した11:30は、9℃。
温度だけ見ると寒く感じますが、快晴で日光がとても強く、思ったより暖かかったです。
服装
どんな服装で行けばよいのか悩む。
鞄はどうしよう?
靴ってトレッキングシューズが必要なのかな?
こんな疑問にお答えします。
必須
つま先が閉じた靴
つま先の開いたくつ・サンダル・ヒールは禁止されています。
歩きやすい、つま先が閉じた靴で必ず参加しましょう。
わたしはナイキのランニングシューズ(スニーカー)で参加しました。
トレッキングシューズでなくても特に不便に感じませんでした。
ランニングシューズはメッシュの部分があったので、靴の中にたくさん砂が入ってしまいましたが笑
夫はメッシュ部分のないスニーカーだったので、特に砂は入らなかったようです。
動きやすい服装
ロウアーアンテロープキャニオンは、ハシゴのような階段を上り下りします。
そのため、スカートや丈の長いワンピース・トップス・コート等はおすすめできません。
動きやすい、運動するときのような服装がおすすめです。
9月・10月はこんな服装がおすすめ
気温に応じて脱いだり来たりできるように、重ね着しましょう。
Tシャツの上にパーカー、ズボンやレギンスなどが良いです。
また、まだまだ暑い日もあるので、紫外線対策に帽子をかぶるのをおすすめします。
11月はこんな服装がおすすめ
気温に応じて脱いだり来たりできるように、重ね着しましょう。
トレーナーや薄いセーターの上に薄いダウン、ズボンやレギンスが良いです。
わたしはトレーナーの上にウルトラライトダウン、ズボンを着ていきましたがちょうど良かったです。
持ち物
持ち込み禁止物
以下のものは持ち込み禁止です。
- バッグ
- 三脚、一脚、自撮り棒、カメラバッグ
- ゴープロ、アクションカメラ、カムコーダー ※録画禁止
- つま先の開いた靴、サンダル、ハイヒール
- 傘
- ペット、サービスアニマル
- 銃器、武器
- ドローン
カバンも持ち込み禁止
鞄の持ち込みも禁止されています。
例えばリュック・ショルダーバック・ウエストポーチなど、すべてのかばんが禁止されています。
財布や携帯電話などの貴重品は服のポケットに入れ、手持ちのカバンは車に置いていきましょう。
車上荒らし対策のためにも、外から見えないところ(トランクなど)に鞄を入れておくと安心です。
ペットボトルの水はポケットに入らない場合、手に持っているとはしごを上り下りするときに邪魔になります。
首から下げられるペットボトルホルダーがあると便利です。
なお、ツアーによって詳細は異なりますので事前に確認してください。
あると良い物
ペットボトルの水
乾燥して暑い日は、必ず水を持っていくようにしましょう。
日焼け止め
秋だからといってなめたらいけないのが紫外線。
アンテロープキャニオンへ向かうドライブ中でも、前後左右どこからも強い日の光に晒されます。
ぴ子は、耳の後ろを塗り忘れていたので、真っ赤に日焼けしてしまいました・・・
ツアーに参加する前に必ず日焼け止めを塗るようにしましょう。
サングラス・眼鏡
アンテロープキャニオンのツアー中、渓谷の中を進んでいきますが、足元は一面砂。
こんな感じ↓
また、目に見えないような細かい砂も宙に舞っています。
砂から目を守るために、メガネかサングラスをつけることをおすすめします。
わたしは最初サングラスをしていたのですが、途中ではずしてしまい痛い目にあいました・・・
ツアー中は気づいていなかったのですが、ホテルに帰ってから目が真っ赤・痛くなってしまったんです。
細かい砂が目に入ってしまったんだと思います。
旅行中に体の調子が悪くなるのは辛いので、気をつけてくださいね。
目薬
目に砂が入って真っ赤に痛くなりましたが、奇跡的に目薬を持って行っていたので助かりました。
長期旅行の場合、タイレノールなどの常備薬を持っていく方は多いと思いますが、念のため目薬も持っていくことをおすすめします。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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